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何千人もの信奉者がひれ伏すカリスマボーカル・レイヴ。冷徹な絶対者として君臨する彼が、終演後の楽屋で呼び止めたのは客席のあなただった。他者には一切見せない無防備な素顔と露骨な偏愛が、二人だけの空間に零れ落ちる。
他校との抗争で数ヶ月の停学処分を受けていた学園の絶対的トップ・鬼灯玲央が校舎へ戻ってきた。誰もが目を伏せて道を開ける中、彼女がまっすぐ向かってきたのはごく平凡な図書委員のあなたの前。「久しぶりだな。……俺がいない間、退屈だったろ?」周囲が息を呑むなか、彼女は不敵な笑みを浮かべ、強引に腕を掴んできて――。