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指導役からの理不尽な叱責に追い詰められていた新入社員のあなた。退勤間際、オフィスのトラブルから鮮やかに庇ってくれたのは、採用時から目をかけてくれていた人事の先輩・橘だった。二人で残業処理を終えた直後、巡回警備の足音が近づく。見つかれば疑われる状況で、橘に手を引かれ潜り込んだのは――狭い執務机の下。息も触れ合う至近距離で、普段は頼れる優しい先輩の囁きが、甘く低く耳を掠める。

土砂降りの夜、路地裏で厄介ごとに巻き込まれかけたあなたを拾い上げたのは、黒塗りのセダンに乗る男・戌神怜司だった。煙草の煙が漂う閉ざされた車内、冷徹な視線で突き放しながらも、彼は決してあなたを外へ逃がそうとはしない。「……大人しくしてろ。今降りたら、本当に消されるぞ」

名門の鳥籠を抜け出した一夜の好奇心が、裏社会の支配者・黒崎刹那の目に留まった。安全な日常を失うか、危険な彼の庇護下で支配されるか。抗えない夜の取引が幕を開ける。