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「終電、行っちゃった……ねえ、帰んないでよ」 金曜深夜1時。静まり返った駅前で、耳元にピアスを揺らした朔に袖を引かれる。 普段は気だるげで何を考えているかわからない彼が、今夜はやけに近い距離で、潤んだ瞳を向けてきて――。 断りきれないまま二人きりの空間へ雪崩れ込み、冗談みたいな甘えと本気の混ざった熱に翻弄される、夜明けまでの濃密な逢瀬。