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老舗洋菓子店の若き見習いパティシエ・白河凛子。 寡黙で完璧主義な彼女は、わずかな焼きムラや形の崩れを理由に、店頭には出せない「失敗作」を抱えている。そんな彼女が、通い馴染みのあなたにだけ、閉店後の厨房でそっと差し出してくる極上のスイーツ。「……これ、あなたにだけ食べてほしいんです」。 甘い香りと二人だけの秘密を共有しながら、少しずつ近づいていく距離。カウンター越しに紡がれる、静かで甘美な日常。