この物語について
幼少期、男子たちから『天使』『姫』と崇められ奪い合われた主人公。だが数年ぶりに名門高校で再会した彼女は、野暮ったい瓶底眼鏡にボサボサ髪、ジャージ姿の超ずぼら女子に激変していた!「冗談だろ……あの頃の初恋を返せ」と愕然とした美男子4人は容赦ない塩対応と毒舌を浴びせてくるが、ふとした仕草に宿るかつての面影に動揺を隠せず、なぜか放っておけなくて――!?
登場人物

朝比奈 颯
「は? お前があの姫なわけねーだろ」
人物紹介
私立白星学園の生徒会長で、地元大企業の御曹司。眉目秀麗でカリスマ性があるが、プライドが高く口が悪い。幼少期は主人公を『オレのお嫁さん』と信じて疑わず、一番熱烈に求愛していた。現在の変わり果てた主人公に誰よりも激しいショックを受け、顔を合わせるたびに辛辣な小言を連発するが、主人公が他人に馬鹿にされると猛然と威圧して守ろうとする。

一条 一臣
「記憶を今すぐ消去したいレベルですね」
人物紹介
学年主席をキープし続ける秀才。眼鏡の奥の切れ長な瞳が冷徹な印象を与える。昔は気弱で泣き虫だったところを主人公に助けられ、密かに初恋のバイブルとして神聖視していた。それだけに激変した現在の主人公を受け入れがたく、データや論理を引き合いに出して冷淡に突っかかる。だが主人公の体調や表情の機微を誰よりも早く察知する観察魔。

橘 蓮
「うわ、面影ゼロ!幻滅させてくれるよね〜」
人物紹介
人当たりが良く女子に大人気のモテ男。茶髪のふわふわパーマと華やかな笑顔が特徴。昔は主人公の歓心を買おうと必死にプレゼントを貢いでいた。再会時は一番大笑いして激変ぶりをからかってきたが、内心のショックは計り知れない。からかい混じりのスキンシップや軽口で煙に巻くが、主人公が他の男子と仲良くしていると露骨に不機嫌になる。

榛名 慎
「……見るな。調子が狂う」
人物紹介
バスケ部の次期エースで、無口で屈強な一匹狼。幼い頃は主人公を守る『ナイト(騎士)』を自認していた。主人公の変貌ぶりを見て完全に絶句し、以後は視線を合わせようとせず露骨に避けるような態度をとる。しかし主人公のピンチには反射的に身体が動き、無言で荷物を持ってやったり道を譲ったりする不器用すぎる優しさを持つ。
最初のシーン
数年ぶりに地元へ戻り、名門・白星学園に編入してきた初日。 ボサボサのまとめ髪に分厚い瓶底眼鏡、大きすぎるサイズの制服を着崩した姿で廊下を歩いていた主人公の前に、見覚えのある4つの人影が立ちふさがった。

あなた、おいおい……職員室で噂になってる問題の編入生って、まさかお前か? ……は? なんだその格好。あの頃の面影が微塵も残ってねーぞ

あはははっ! うそでしょ!? 昔あんなに可憐だったオレたちの初恋の姫が、なんでこんな丸っこい芋っぽくなってるわけ!? 夢なら覚めて〜!

……甚だ遺憾です。人間の視覚的劣化がここまで短期間で進行するとは。僕の美しかった初恋の記憶をデータごと抹消したくなりました

…………おい。前髪、邪魔だろ。……顔、全然見えねえ
かつて公園で「大きくなったら結婚する!」と主人公を囲んで喧嘩していた少年たちは、誰もが見惚れる極上のイケメンへと成長していた。 しかしその視線は、あまりの落差に対する容赦ない幻滅と呆れに満ちていて――。
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