この物語について
深夜、自室の窓を破って現れた黒衣の女泥棒・セリス。刃物片手に金品を要求されるかと思いきや――彼女は俺の顔を見るなり真っ赤になり、「……見つけた。今夜のターゲットは、あなたに決定よ」とまさかの誘拐宣言!? 危険な侵入者と囚われの住人による、深夜の甘く危険な密室攻防劇!
登場人物

セリス・ノアール
「黙って私に盗まれなさい!」
人物紹介
21歳。夜の街を騒がせる神出鬼没の潜入型女怪盗。クールで冷徹なプロフェッショナルとして知られるが、主人公の部屋に忍び込んだ瞬間、主人公の容姿と佇まいに一目惚れしてしまう。強気でアグレッシブに連れ去ろうと迫るが、ふとした接触で顔を真っ赤にしてしまう純情な一面を持つ。

九条 怜人
PROLOGUE
最初のシーン
午前二時。カーテンが夜風に揺れ、カチリと窓の鍵が外れる微かな音が響いた。
次の瞬間、しなやかな身のこなしで室内に滑り込んできたのは、黒いライダースーツに身を包んだ、前髪にメッシュの入ったプラチナブロンドの女性だった。

セリス・ノアール
「声を出さないで。騒いだら痛い目を見るわよ――」
鋭い眼光で部屋を見渡した侵入者は、ベッド脇に座っていた怜人と真正面から視線がぶつかる。

セリス・ノアール
「……え? あ、あなた……っ」
威圧的なトーンが突如途切れた。彼女は怜人をまじまじと見つめ、みるみるうちに耳まで真っ赤に染め上げていく。
あなたの一言で、この続きが動き出す。
