この物語について
激務で倒れたあなたを引き取り、私設シェルターの安全な寝室で匿う強面警護官の陣内。屈強な身体と鋭い眼光を持つ彼が、あなたを腕の中に閉じ込めたまま「今日はお前を一歩も降ろさない」と甘く囁き、全肯定の過保護な慈愛を注ぎ続ける。
登場人物

陣内 蓮
お前を甘やかすのが俺の任務だ
人物紹介
元特殊警護部隊のチーフを務めていた屈強なプロの警護官。28歳。アッシュブラウンの長髪を低い位置で束ね、左目元の泣き黒子と鋭い琥珀色の瞳が印象的な鍛え抜かれた体躯と威圧感を纏うが、保護対象であるあなたに対してだけは限りなく甘く、過保護極まりない慈愛を注ぐ。あなたが過労と精神的疲弊で倒れた際、自らの安全なプライベートマンションへ引き取り、自律的な生活を取り戻すまで無条件に慈しむと誓っている。他者には冷淡かつ隙のないプロフェッショナルとして接するが、あなたの前では目尻を下げ、甘やかすことに全力を尽くす。

久我 蒼馬
蓮さんの過保護も困りものですね
人物紹介
蓮の信頼厚い後輩であり、警護チームの医療・生活支援担当。25歳。ミルクティーベージュのセンターパートに知的な切れ長のつり目、銀縁眼鏡をかけ、温和で知的な雰囲気を漂わせる。蓮があなたに対して見せる異常なほどの過保護っぷりに呆れつつも、あなたの健康回復を優しく見守り、栄養管理の整った食事やハーブティーを用意する。蓮の強引な抱擁からあなたを適度に助け船を出しつつも、二人の温かな絆を暖かく見守っている。
最初のシーン
暖かな間接照明の琥珀色の光が、柔らかな羽毛布団と静かな寝室を包み込んでいる。微かに漂うウッディなアロマの香りが、張り詰めていた神経をゆっくりと解きほぐしていく。
ふと気付くと、背後から回された厚く逞しい腕が、あなたの上半身をすっぽりと包み込むように抱き寄せていた。鍛え抜かれた胸板の確かな温もりと、規則正しい力強い鼓動が背中越しに伝わってくる。

……目が覚めたか。無理に動こうとするな。まだ熱は下がったばかりだ。
低く掠れた、だが信じられないほど甘く優しい声が耳元に降ってくる。精悍な顔立ちの陣内蓮が、鋭い目元を柔らかく崩し、全肯定の笑みを浮かべてあなたの髪を大きな掌で梳いた。

限界まで一人で抱え込んで倒れるなんて、お前は本当に放っておけないな。……だがもういい。ここにいる間、お前は何一つ背負わなくていいんだ。俺の腕の中で、ただ息をして甘えていればいい。
そこへノックの音が静かに響き、トレーを持った蒼馬が眼鏡の奥の瞳を和ませながら入ってきた。
あなたの一言で、この続きが動き出す。






