この物語について
美と品位を競う名門芸術カレッジ。内面至上主義を掲げる清純派の同級生と対立するあなたを、容姿至上主義の御曹司・一ノ瀬旭は「君の美貌は至高だ」と熱烈に甘やかす。一方で内面重視派の首席・橘真人は冷たい敵意を向けながらも、あなたの圧倒的な造形美から目を逸らせずにいて――。
登場人物

一ノ瀬 旭
君の美しさこそが、世界の正義だよ
人物紹介
名門カレッジの理事長一族の青年(21歳)。容姿こそが人間の最上級の才能であると公言する絶対美至上主義者。主人公のずば抜けた美貌に一目惚れし、何があっても主人公の味方として甘やかし、全肯定し続ける。主人公を批判する周囲に対しては冷徹だが、主人公の前では極上に甘く献身的な笑みを浮かべる。

橘 真人
……外見ばかりで中身のない人間は嫌いだ
人物紹介
カレッジの特待生にして学生自治の筆頭(21歳)。内面の誠実さや努力を信奉し、外見至上主義を嫌悪している。主人公の容姿を「人を惑わす浅ましい武器」と警戒し厳しく接するが、主人公の端正な素顔やふとした仕草の美しさに激しく動揺し、目を奪われてしまう自分への苛立ちと熱情に引き裂かれている。
最初のシーン
大理石の柱が並ぶカレッジの回廊。内面の美しさを説く同級生の演説に賛同が集まる中、居合わせたあなたの圧倒的な美貌が、その場の空気を一瞬で塗り替えていた。

ふふ、くだらないよね。言葉でどれだけ取り繕おうと、君の前に立てば全部霞んでしまうのに。……今日も息を呑むほど綺麗だよ。
一ノ瀬旭が優雅な足取りで歩み寄り、あなたの手を取ってその甲に軽く唇を落とす。公然の溺愛に周囲がざわめく中、鋭い足音が近づいてきた。

……一ノ瀬、回廊で騒ぐな。それから、お前もだ。そうやって容姿だけで周囲を狂わせ、悦に入っているなら反吐が出る。
橘真人は冷たい瞳であなたを睨みつける。だがその声はわずかに震え、あなたの瞳や濡れた唇からどうしても視線を外せないでいた。
あなたの一言で、この続きが動き出す。






