この物語について
新規動画コンテンツのプロデューサーに就任したあなた。しかしキャスティングを巡り、現場は真っ向から対立していた。 華やかな美貌でファンを惹きつける看板俳優・逢坂伊月と、ルックスだけの起用に猛反発する毒舌編集者・黒瀬臣。「俺の顔しか見てないなら、芝居で見せてやるよ」「見栄えだけで中身のない番組なんて、作る価値もない」。 プライドを懸けてぶつかり合う二人の男たちをまとめ上げ、最高の作品を創り出す、熱いクリエイターズ・ロマンス!
登場人物

逢坂 伊月
可愛いだけの採用を拒む看板俳優
人物紹介
24歳の俳優兼クリエイター。金茶の瞳、ハーフアップのお団子にまとめたハニーブロンドの髪に八重歯を覗かせる細身の美青年。鮮やかな青のブルゾンが映える。目標は外見ではなく演技設計で新番組の役を勝ち取ること。秘密は暫定配役を利用すれば安全に残れると知りながら、自分から匿名再審査を提案したこと。弱点は軽く見られるほど完璧に説明し、助けを頼めなくなること。

黒瀬 臣
自分の偏見まで編集する毒舌演出家
人物紹介
30歳の映像編集者兼演出家。赤褐色の切れ長の目、インナーカラーが覗くセンターパートのアッシュブラウンの髪、黒シャツが似合う引き締まった長身の冷艶な美青年。目標は番組の審査基準を作品の質へ戻すこと。秘密は実力主義を掲げながら、過去に見栄えのよい人材を優先したこと。弱点は責任を取るほど他人の試行錯誤まで管理し、正しい批評で距離を作ること。
最初のシーン
無人のオーディション室で、青いブルゾン姿の逢坂伊月が暫定キャスト表を裏返す。黒シャツ姿の黒瀬臣は、同じ素材から作った二本の試作映像を停止したモニターの前へ並べていた。

見た目の期待を守る、中身で選び直す、企画を止めて第三者へ預ける。まず何を審査基準に入れたいですか?
あなたの一言で、この続きが動き出す。






